スイマーバを使って浮いている赤ちゃん。
顔だけがチョコンと出ていて、愛くるしい姿ですよね♪
きちんと使い方を守っていれば安全で便利な道具。
でも、浮き輪だから安全!と気を抜いて使っていると、思わぬ事態に・・・
そうならないためにも、使い方を理解し、楽しいお風呂の時間を楽しみましょう。
『スイマーバ』って何?
スイマーバって、名前だけ聞くと知らない方も多いかと思いますが、スイマーバとは赤ちゃんが首につける浮き輪の事です。
一度は雑誌や店頭で見たことはあるかと思います。
海外では、自宅のプールなどで使う事が多いのですが、日本ではお風呂で使うのが主流です。
いつから使える?
早いもので、1か月~使える物もあります。
これはあくまでも基準です。
頭が小さくて抜けてしまう恐れがあるので、いきなりお風呂でつけるのではなく、つけるのを試して首が抜けてしまわないか確認をしてから使い始めましょう。
スイマーバを使える期間は短く、大体18か月(1歳半)または11kgまでと決められています。
これは、頭の重さに関係してきます。
体は水に中に入っているので浮力がありますが、頭は重力がかかっているので下に力がかかります。
その頭の重さで、スイマーバから抜けてしまい溺れるという事もあります。
もう一つは、首も太くなっていき締め付けられてしまうからです。
スイマーバを使うメリット
バランス感覚を身に付ける
水の中だと浮力で左右に体が流れてしまいます。
定位置で保てるようにバランスを取ろうとするようになるので、バランス感覚が身に付けられるのです。
体力がつく
陸の上ではなかなか体を上手く動かせなかったりしますが、水中だと自由に体を動かせます。
これは赤ちゃんにとって、全身運動になるので体力が付きます。
水への恐怖心がなくなる
早くから水に慣れる事によって、お風呂やプールへの抵抗がなくなります。
お水=楽しい♪
そう思えるので、顔に水がかかっても嫌がらず、スイミングスクールにも早くから通えるようになるでしょう。
一歩間違うと・・・
スイマーバは、お風呂の時にママが目を離しても大丈夫なようにつけておくものと思っていませんか?
その使い方は間違っています!!!
本来は、プールやお風呂で遊ぶ時のための補助道具です。
つけているからと言って、安心=目を離してもいい、というわけでは決してありません。
なので、赤ちゃんがスイマーバを付けている時は目を離さないようにしましょう!!
実際に、たった数分、数秒目を離しただけでも溺れていたという事故は起きています。
海外ではなく、日本でですよ!?
今のところ、死亡事故は起きていませんが、重いもので人口呼吸になってしまった・植物状態になってしまった、という報告があります。
歩ける子がたった10cmでも溺れて死んでしまう事もあるのですから、湯船で乳幼児が溺れて死んでしまう事はあり得なくない事なのです!
つけているから大丈夫だろうと、そのゆるい気持ちで目を離して取り返しのつかない事になってしまうのです。
~スイミングインストラクターからのアドバイス~
もし、何らかで頭が抜けて溺れてしまった場合、バタバタともがいている時はすぐに水から引き上げてはいけません。
ママも潜り、一緒に水からゆっくり出てきましょう。
『ばぁ!』
『びっくりしちゃったね!』
『お水に潜れたね!』
と、ママが笑うようにして明るく声をかけて上げましょう。
そのあとは、抱っこした背中をさすってあげたり、大丈夫だよーと声をかけて安心させてください。
むせている場合は、水面よりも胸を上げて背中を軽くトントンしてあげましょう。
水の中だと、肺が圧迫されて咳をしにくいからです。
ママも慌ててしまって、急いで助けてあげようと思ってしまいますが、この上記の動作をする事によって水への恐怖心が和らぎます。
いきなり水から引き上げて、ママが不安そうに『大丈夫だった?』『怖かったねー』としてしまうと、水への恐怖心を植え付けてしまう事になってしまいます。
パニックになってしまうかもしれませんが、ママがまずは落着きましょう。
守れば安心!
スイマーバは、使い方を間違わなければ楽しい遊び道具です。
使う前にきちんと使い方を確認しましょう。
空気を入れよう
空気はしっかりと入れましょう。
苦しいかな?と思い空気を少なくしてしまうと、首の部分が緩んでしまい抜けやすくなってしまう原因になります。
空気詮はしっかりと閉め、中に差し込みましょう。
穴が開いていないか確認!
空気を入れた際に、軽く押して穴が開いていないか確認をしましょう。
空気を入れた後バスタブに沈めて、空気がブクブクと出ていないかも試してみましょう。
毎回必ず行ってください!
装着時の確認
首にはめた際、大人の指が2本入れられるか確認しましょう。
2本の指を入れ、余裕がありすぎると抜ける危険性があり、1本しか入ない時は首がキツイ可能性があります。
ベルトを必ずしたか確認しましょう。
水深・水温の確認
水深は赤ちゃんが足を延ばして、完全に足がついている状態がベストです。
浅すぎても転倒して溺れる原因にもなります。
水温は35度~41度を目安にしてください。
低すぎても体が冷えすぎてしまいますし、熱いとのぼせてしまう原因にもなります。
月齢・季節に合わせて温度調節を行いましょう。
お風呂に入るのはどうしたら?
ママとお風呂に入るのに、目を少し離したいときに使おうと思っていたのに・・・
そう思うママもたくさんいますよね。
髪を流す間・顔を洗う間そんな時は、スイマーバではなく他の道具を活用しましょう。
- バスマットに座らせておく
- ふかふかベビーチェアーを使う。(バンボのような形をしていて、ビニール製で空気を入れるタイプの椅子)
- バスチェアーを使う
と、他の方法もたくさんありますよ。
ちなみに、私は息子をお風呂に入れるときはフィックス(両腕に付ける浮き輪)を使っていました!
(ベビースイミングをしてるので、プールで使っているものです♪)
まとめ
- 1か月から使える、メリットたくさんの道具
- 1歩間違えただけで、大惨事に・・・
- 使用上の注意を守れば安心♪
使用上の注意をきちんと守っていれば、このような事故は決して起こりません!
守っていなかったために、事故が起きてしまうのです。
危険だから使ってはいけないと言っている訳ではありません。
危険にさらさないように、安全に使ってくださいね。
sorachan-mama
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