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赤ちゃんに口内炎?唇に赤いぷつぷつが!病院へ連れて行く?

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口内炎というと、一般的には頬や唇の裏側など、口の中にできるイメージかと思います。

でも、口内炎にはいろいろな種類があるって知っていますか?

その中には、口の外側にも症状が出るものもあります。

ある日赤ちゃんの唇に赤いぷつぷつが出てきたら、それはもしかしたら口内炎の一種かもしれません。

今回のテーマは「赤ちゃんに口内炎?唇に赤いぷつぷつが!病院へ連れて行く?」です。

赤ちゃんの唇に赤い湿疹ができるのはどんな口内炎の症状なのか?

そしてこの場合、病院にはかからないといけないのか?

唇にできる口内炎の原因と治療法を知って正しく対処していきましょう。

唇に赤いぷつぷつができるのは口内炎?

口唇ヘルペスの可能性がある

赤ちゃんにできる湿疹といえば、まずはじめに乳児湿疹を想像する人も多いでしょう。

しかし、湿疹が唇にできた場合は乳児湿疹ではなく、他の病気の可能性が高くなります。

もっとも疑われるのは口唇ヘルペスという病気です。

口唇ヘルペスとは?

ヘルペスというと、STD(性感染症)としてよく知られていますね。

STDのイメージが強いので、赤ちゃんでもヘルペスに感染するの!?と驚かれるかもしれません。

ヘルペスウイルスは唇、目、皮膚など性器以外にも感染することがあるウイルスです。

この中で唇に感染したものを口唇ヘルペスと呼びます。

口唇ヘルペスの原因は?

口唇ヘルペスの原因は、感染者の唾液や鼻水に含まれるウイルスです。

感染者と食器やタオルなどを共用すると、そこについたウイルスから感染してしまいます。

また、くしゃみや咳などで飛んだ唾液・鼻水で飛沫感染するおそれもあります。

赤ちゃんの場合、両親や周りの大人が頬ずりしたりキスしたりすることでうつってしまうこともあるようです。

口唇ヘルペスの症状は?

口唇ヘルペスに感染すると、以下のような症状が現われます。

症状は主に唇とその周辺の皮膚に現れますが、そのほか歯茎や口内などにも現われます。

  • 小さな発疹・水ぶくれの集まりができる
  • かゆみがある
  • 痛みがある
  • 発熱する(高熱の場合も多い)

唇に口内炎ができたら病院へ連れて行った方がいい?

まずは口唇ヘルペスかどうか診断してもらう

素人が症状を見ただけではヘルペスかどうか断言できません。

とにかくまずは口唇ヘルペスかどうかを診断してもらう必要があります。

口内炎にはいろいろな種類があり、それぞれ治療のし方が変わってきます。

間違った対処をしてしまうと症状を悪化させるおそれもあります。

症状が悪化すれば治療に時間がかかり、当然苦しむ時間も長くなってしまいます。

一日も早く治すために、正確に診断してから正しい治療を受けなければいけません。

治療には2週間程度かかる

口唇ヘルペスであることがわかったら、それに適した薬で治療していきます。

治療には、ヘルペスウイルスの活動を抑制するための抗ウイルス薬が用いられます。

完全に症状が治まるまでに2~3週間はかかると考えて下さい。

発見が早ければ早いほど治療期間も短く済むことが多いでしょう。

高熱や食欲不振から脱水のおそれがあるときは、点滴をすることもあります。

ヘルペスに感染したら家庭内で注意すること

家族に感染しないよう注意する

ヘルペスウイルスは非常に感染力が強いウイルスです。

赤ちゃんの看病をした手で何気なく自分の顔を触ったりしただけでも感染してしまうこともあります。

感染を防ぐために、症状が出ている部分に触った後は、必ず手を洗うことが重要です。

唾液や鼻水が付着する可能性のあるものは感染源になるので取扱いに注意が必要です。

赤ちゃんが使ったタオルや食器はその都度しっかりと洗い、決して他の家族と共用しないようにして下さい。

患部は清潔に、食事は刺激の少ないものを

唾液や食べこぼし・飲みこぼしが刺激となって症状を悪化させる原因になることがあります。

口周りの汚れはこまめにふき取り、できるだけ患部を清潔に保つように心がけましょう。

また、ヘルペスにより口周りが荒れているときは食べ物がしみるかもしれません。

味の濃いものは避け、柔らかいものを食べさせてあげるといいでしょう。

再発に注意する

ヘルペスに感染した人は、そのウイルスと一生付き合っていかなければなりません。

ヘルペスウイルスは一度感染してしまうと神経細胞の中まで入り込んでしまいます。

そのため、治療をしても体から完全に消し去ることは不可能です。

そして、普段は悪さをしませんが、何かの拍子に免疫や体力が低下すると再び暴れ出すことがあります。

再発を防ぐためにできることは、心身の健康を保つ努力です。

毎日規則正しい健康な生活を送り、なるべく疲れやストレスを溜めないことは重要です。

食生活にを気をつけて、バランス良く何でも食べるようにすることも大切です。

赤ちゃんであれば、毎日よく食べ、よく遊び、よく眠る、という生活が理想的ですね。

ヘルペス以外に可能性のある病気は?

接触性皮膚炎

何かが肌に触れることで刺激となり、皮膚に炎症が起こることがあります。

原因は衣類、化粧品、薬品、金属などさまざまです。

赤ちゃんの場合は自分の唾液や食べ物・飲み物の残りにかぶれることもあります。

手足口病

口唇ヘルペスとよく似た症状が出る感染症のひとつです。

違うのは、発疹症状が口周りだけでなく手のひらや足の裏にも出る点、ヘルペスほどの高熱は出にくい点です。

感染力が強く、その持続期間も長いので家庭内で看病する際にも注意が必要です。

とびひ(水疱性膿痂疹)

虫刺されや湿疹などを掻き壊し、傷口から黄色ブドウ球菌が感染することで発症します。

掻き壊した部分に膿んだ水疱ができ、それが破れ中の液体が皮膚に触れることで患部が広がっていきます。

患部に触れただけで感染するおそれがあるので、お世話の後は丁寧に手を洗うようにしましょう。

もしやヘルペス!?ヒヤッとした経験

息子は赤ちゃんの頃よだれがものすごく多くて、しょっちゅう口周りが赤くなっている子でした。

特にかぶれが酷い時はもしやヘルペス?それとも他の病気?なんて心配になったりしたものです。

息子はとて愛想がいい子で、すれ違う人みんなににこにこ笑いかける子でした。

だから、見知らぬ人に声をかけられて頭や顔を触られたりする機会も多かったんです。

私も夫もヘルペスの感染歴はありませんが、外で出会う人の中にウイルスを持っている人がいてもおかしくありませんよね。

まあ息子の場合は、単に自分のよだれにかぶれていただけだったんですけど…

健診で小児科に行ったときも、よだれをこまめに拭いてあげて下さいねーと言われて終わりでした。

見た目は同じように見えても、病気には本当にいろいろな種類があります。

見ただけでは素人にはわかりにくいことも多いと思います。

もし不安になったらかかりつけの小児科で相談してみて下さいね。

まとめ

  • 口内炎のうち、唇やその周りに発疹ができた場合は口唇ヘルペスの可能性がある
  • 口唇ヘルペスは口周りに痛がゆい発疹・水ぶくれの集まりができ、高熱が出るのが特徴
  • 口唇ヘルペスは唾液や鼻水から感染し、感染力が強いので注意が必要
  • ヘルペスは感染したら一生ものなので、再発しないよう体調管理に気をつけながら上手く付き合っていく必要がある

口内炎のうち唇とその周囲の皮膚に湿疹ができた場合は、まず口唇ヘルペスの可能性が疑われます。

口唇ヘルペスはウイルス感染症で、患者の唾液や鼻水に接触することで感染します。

口唇ヘルペスにかかると口周辺に赤い発疹・水ぶくれの集まりができ、痛み・かゆみが出ます。

また、高熱が出ることが多いというのもこの病気の特徴です。

ヘルペスウイルスは感染力が強いうえ、一度感染してしまうと体の神経細胞に潜り込むため完全に治すことはできません。

ヘルペスは再発のおそれがありますが、食生活や睡眠、ストレス管理などに留意しながら体調管理に気を配って生活すれば再発を防ぐことができます。

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