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赤ちゃんがかわいいのはなぜ?産前・産後で感じ方は変わるの?

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赤ちゃんって見ているだけで癒されますよね。

そばにいると自然と笑顔になってしまう、そんな不思議な力を持っている気がします。

どうして赤ちゃんはあんなにかわいいのでしょうか?

それにはちゃんと理由があるんです。

今回のテーマは「赤ちゃんがかわいいのはなぜ?産前・産後で感じ方は変わるの?」です。

赤ちゃんをかわいく感じる理由とは?

出産との関係はあるのか?

私の経験も交えつつお話ししていきます。

赤ちゃんはどうしてかわいいの?

かわいいのはみんなに愛されるため

赤ちゃんがかわいいのはみんなに愛されるためです。

生まれたばかりの赤ちゃんは小さくてとてもか弱い存在です。

特に人間の赤ちゃんは、他の動物に比べて未熟なまま生まれてきます。

生まれてすぐは自力で満足に母乳も飲めないし、歩くことはおろか立ち上がることもできません。

赤ちゃんは、大人たちに守ってもらわないと生きていけない生き物です。

守ってお世話してもらうためには、周囲の人たちに愛される必要があります。

かわいいから守ってあげたい、そう思われる存在でなければいけません。

だから赤ちゃんはかわいく感じられるようにできているのです。

赤ちゃんがかわいく生まれてくるのは、生き残るための生存戦略といえるでしょう。

かわいく感じるためには条件がある

人間が対象をかわいいと感じる条件には、ベビースキーマと呼ばれる法則性があります。

具体的には、大きな頭、広いおでこ、大きな目、丸く柔らかいほっぺ、短い手足などです。

これらは全部人間の赤ちゃんに当てはまりますよね。

赤ちゃんらしい外見、私たちの「守ってあげたい」という本能をくすぐるのです。

身近なところでいうと、この法則はキャラクターのデザインにも利用されています。

みんなが「かわいい」と感じるキャラクターには、たいていベビースキーマの特徴が当てはまると思います。

その他に、動物の赤ちゃんの多くにもベビースキーマは当てはまるといわれています。

多くの人が犬や猫の赤ちゃんをかわいいと感じるのもこのせいなんですね。

産前産後で赤ちゃんのかわいさって変わるの?

産後に分泌される「愛情ホルモン」が影響する

産後にいわゆる「母性」が目覚めることで、赤ちゃんをよりかわいく感じる人も多いでしょう。

これにはオキシトシンというホルモンが深く関わっているといわれています。

オキシトシンは陣痛や母乳の分泌を促すホルモンで、出産・育児において非常に大切な役割を持っています。

通称「愛情ホルモン」とも呼ばれ、赤ちゃんへの愛情を育み、子育てのストレスを軽減したり精神を安定させる役割もあるといわれています。

出産後から赤ちゃんを「可愛い!」と強く感じるママが多いのは、このオキシトシンの効果なんですね。

母性の芽生えには個人差がある

赤ちゃんをかわいいと感じ、守り育てようとすることを「母性」といいます。

先ほどオキシトシンの話をしましたが、母性がホルモン分泌だけで芽生えるかというと、決してそうではありません。

かつては女性はみんな生まれつき母性を本能として持っているものと考えられていました。

しかし、最近では「母性」は子育てしていく中で育っていくものだということがわかっています。

そのため、赤ちゃんをかわいいと感じるようになる時期にはかなり個人差があります。

妊娠中からという人もいれば、産んで顔を見た瞬間からという人、産んでしばらくしてからという人もいます。

なかなか赤ちゃんがかわいいと思えず、自分は母親失格なのではないかと悩むママもいます。

母性は、赤ちゃんがママを必要としている様子や可愛らしい仕草を見ているうちに、少しずつ愛しさが募ることで育っていきます。

また、オキシトシンは赤ちゃんとのスキンシップでも分泌されます。

触れ合うことで子育てへのストレスを和らげながら、赤ちゃんとの時間を大切に過ごしていきたいですね。

私の体験談

私が妊娠・出産したときのお話をします。

はじめての妊娠はとても嬉しかったし、赤ちゃんのことを大切には思っていました。

でも、正直実感がわかない部分もあったしはじめての出産や子育てに対する不安もありました。

だから手放しでかわいいとは思えなかった記憶があります。

ところが、いざ生まれて顔を見たり抱っこしてみると、言葉に表せないくらいかわいいんです。

まさに目に入れても痛くないとはこのことか、というくらい。

私の友人でも、子どもが嫌い・苦手だったはずの人が出産を機に激変しているケースがあります。

子どもは苦手だけど我が子だけは特別!とか、出産してからよその子どももかわいくなった!とか。

もちろん人によるとは思うのですが、ホルモンの力って侮れないなと思います。

人の人格まで変えてしまうんですからね。

まとめ

  • 赤ちゃんがかわいいのは、守ってもらい生き残るため
  • 人間が感じる「かわいい」には法則性がある
  • 出産後にはホルモンが分泌され愛情が深まる人が多い
  • 母性が芽生える時期は個人差によるところが大きい

赤ちゃんは愛されるような見た目で生まれ、周りの大人たちに守られながら育っていきます。

人間が小さな子どもや生き物をかわいいと感じるのには、ベビースキーマという法則性が関わっています。

「かわいい」ことが生物として生き残るためには重要なのです。

女性であっても母性は生まれつき備わっているわけではありません。

出産後に多く分泌されるオキシトシンの効果で赤ちゃんへの愛情が深まることも多いでしょう。

しかし、母性は赤ちゃんとの生活の中で芽生え成長していくものなので、自覚できるようになるまでにはかなり個人差があります。

母性の成長スピードもまた個性だと思って、焦らずゆっくり子育てしていきましょう。

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