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赤ちゃんの痙攣時の対処法。お母さんはとにかく落ち着いて対処を。

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なんの兆候もなく、いきなり痙攣はやっています。

赤ちゃんの痙攣で多いいのは、「熱性痙攣」になります。

なんと10人に1人の割合で、熱性痙攣は起こります。

さっきまで元気だった赤ちゃんが、いきなり白目をむき、震えるとビックリしますよね。

そんな状態を見ると「死」を連想させ、不安でいっぱいになるかと思います。

しかし痙攣って実は症状によっては、見た目ほど危険ではないってご存知ですか?

ここではいきなり痙攣が起こった時にパニックにならないための対処法と原因について紹介していきます。

 

痙攣の対処法

熱性痙攣が起こった場合、突然のことでパニックになるかと思います。

しかし対処法さえ理解しておけば、大丈夫なのです。

1番大切なのことは、周りの大人がしっかりと冷静になることです。

今からしっかり対処法をおさえておきましょう。

  1. 痙攣が起こったらまず服を緩めて、横に寝かします(嘔吐物が喉に詰まらないようにするためです)
  2. 痙攣時間を測定します
  3. 痙攣の状態を観察します(痙攣が左右対称か一方なのかを見極めます)
  4. 体温を測定します
  5. 痙攣が治まってから、全身を細かく確認します
  6. 平らなところに寝かしましょう

痙攣が起こってからの手順になります。

1~6までの順番で周りの大人が冷静に対処しましょう。

 

赤ちゃんはなぜ痙攣が起こってしまうのか

神経細胞が何かの理由で異常に興奮し、筋肉が急に収縮してしまうからです。

赤ちゃんの意思に関係なく、勝手に筋肉が収縮し痙攣が起きる症状が痙攣です。

例えばしゃっくりも痙攣の一種なのです。

しゃっくりは、横隔膜が無意識に動いてしまっている状態で、止めたくても止まるものではありませんよね。

それと同じで痙攣も全身が硬直、または手足をパンパンと打ち付けるのが一般的です。

赤ちゃんの神経細胞は、大人に比べて未熟なため、ちょっとしたことで興奮状態に陥って痙攣を起こしやすいのです。

そしてその状態が数分間続き、意識がなくなることもあります。

原因は様々ですが、新生児と乳児は原因が違います。

新生児の痙攣

新生児の痙攣はほとんどありません。

まれに痙攣することがありますが、それは先天性の代謝異常か脳の病気の可能性があります。

5分以上痙攣が続くのであれば、すぐに病院へ連れて行った方が良いでしょう。

しかし、新生児は手足を曲げたり、首を動かしたりという動作をします。

手のつっぱりがなく、短時間の震えがあって、元気であれば寒さなどによる震えの可能性が高いので心配ありません。

乳児の痙攣

6か月過ぎた赤ちゃんの痙攣の確率は一気に上昇します。

特に高熱の時に、一時的に神経細胞が異常に興奮して痙攣することを「熱性痙攣」と言います。

熱性痙攣はこの時期もっとも起こりやすい症状です。

お母さんからもらった免疫が切れてしまい、少しのことで発熱しやすくなります。

もし痙攣していても発熱がない場合は、熱性痙攣ではないので注意が必要です。

発熱がない場合は「てんかん」、発熱がある場合でも「急性脳症」「急性脳炎」「髄膜炎」が疑われます。

痙攣は重篤な病気の原因の可能性もあるので痙攣の様子をよく確認しましょう。

 

熱性痙攣の特徴

発熱時に起こる、意識障害である「熱性痙攣」の特徴を紹介します。

  • 38度以上の発熱があり、白目をむいて意識を失います
  • 身体が固くなり、一定のリズムでビクビクと痙攣をします
  • 呼吸が止まり、意識がなくなります
  • 唇の色が青紫になり、チアノーゼがでます

これらの症状が、熱性痙攣の場合は1~3分ぐらい起こります。

しかし5分以上痙攣する、または24時間以内に複数回起こる場合には、他の病気の可能性が高いです。

 

熱性痙攣は、遺伝もあります。

家族に熱性痙攣を発症したことがある場合は、注意が必要です。

必ずしも遺伝はするわけではありません。

 

痙攣時にやっていはいけないこと

痙攣が起こってからの手順以外で絶対にしてはいけないことがあります。

周りの大人がパニックになって、やってしまいがちです。

大声で叫ぶことや身体を揺さぶってしまうことです。

これらは症状を悪化させてしまう可能性もあるので絶対にやめましょう。

そして赤ちゃんの舌を噛まないようにするために口の中に物を入れることです。

それらは、口の中を傷つける可能性や誤飲の可能性もあります。

絶対にしないように注意しましょう。

 

まとめ

赤ちゃんの痙攣を目の当たりにして驚かない親はいないかと思います。

突然のことで周りの大人もパニックに陥ってしまいます。

  • 熱性痙攣は、脳が発達する5歳・6歳ぐらいになればなくなるものです。
  • 日ごろから風邪などにかからないように予防することも大切です。
  • 赤ちゃんだけでなく、家族・そして周りの人も一緒になって予防しましょう。

熱性痙攣の仕組み・対処法さえわかっていれば、決して怖い疾患ではありません。

熱性痙攣は、70~85%が再発し、10人に1人がかかる日常にありふれた疾患なのです。

周りの大人が熱性痙攣を理解し、冷静になって対処していきましょう。

 

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